ふるさとジョアン

お知らせ(2022年7月
その⑥)

蒲の穂(がまのほ)、ごぞんじですか?

蒲の穂(がまのほ)
全体像

蒲の穂・・・。『因幡の白うさぎ』を思い出す方も多いのではないでしょうか?。
わに(鮫)に毛皮を剥がされた白うさぎが、オオクニヌシノミコトのお兄さんたちに、「海水で体を洗い、風に当たってよく乾かし、高い山の頂上で休んでいたらきっと治るよ」とウソを教えられます。白うさぎが言われたとおりにすると、海水の塩が皮膚にしみてますます痛みがひどくなってしまいます。するとそこに遅れてやって来たオオクニヌシノミコトが、「いますぐ川に行ってその真水で体を洗い、蒲の穂(がまのほ)にくるまりなさい」と言います。白うさぎがまた言われた通りにすると、やがてその毛皮が見事に元通りになりました。その後、オオクニヌシノミコトは、美しいヤガミヒメと結婚しました。・・・の蒲の穂。最近では、見ることが少なくなりました。
私も、今回初めて知ったのですが、この蒲の穂、秋になると、綿毛になり、少しだけ綿毛が見え始めた蒲の穂を、軽く握りしめると、驚くほどの綿毛が爆発的に出てくるそうです。風下に立っていると、全身に綿毛がついてしまうそうなので、もし、見かけたら、風上から試して遊んでみてください。(蒲の穂は、水辺に多く生えている植物です。)